新潟県の佐渡島には「沢根だんご」という名物がある。
なんでも、氷水に浸してから食べることが公式の食べ方らしい。
なんだそのトリッキーな食べ方は。
せっかくなので、ほかのお団子も氷水に浸して食べてみました。
氷水に浸して食べる!佐渡名物「沢根だんご」とは
「沢根だんご」は、新潟県の佐渡島の名物だという。
中にあんこの入った一口サイズのお団子である。
ご当地によくあるタイプのお団子だろうと思ったのだが、なんでも氷水にくぐらせてから食べるというのがオフィシャルな食べ方として推奨されているそうな。
お団子そのものよりも、その変わった食べ方に興味が出たので買いにいくことにした。

↑さすがにお団子を求めて佐渡島まで行くのは難しいので、新潟市にある佐渡汽船ターミナルへ
脳内で♪おだんご おだんご うれしいな~ と歌いながら来たけど、それは「おべんと」だった。
なんでも食べましょよくかんで。
↑佐渡汽船ターミナルのこちらの売店に沢根だんごの取り扱いがあるそうな

↑冷凍の沢根だんごを無事購入!新聞紙に包まれているのが趣きがあっていい
本当に氷水に浸すとうまい
現在「沢根だんご」を製造するのは島内の2つの菓子店、「しまや」と「池田菓子舗」。
そのどちらも佐渡汽船ターミナルの売店で購入することができた。

まずは赤いパッケージの「しまや」のほうの沢根だんごを食べてみる。

↑こんなふうに氷水にくぐらせて

↑食べる!
元々冷凍で売られていたものを解凍し、氷水に浸して食べてみた。
たしかに、表面がつるんとして、冷たくて美味しい!
「氷水に浸して食べる」という食べ方が面白いから、全部その食べ方で食べてしまった。
こういうときは、試しに氷水に浸さないでそのまま食べたパターンと比べてみるもんですよね、とブロガーにあるまじき行動を恥じた。
でも、氷水に浸す必然性が分かった気がする。
そのくらい美味しい。
他のお団子やお餅でも応用できるのでは?
沢根だんごが美味しいことは前提として、この「氷水に浸して食べる」という食べ方がいたく気に入った私。
沢根だんご以外のお団子でも、氷水に浸して食べたら美味しいんじゃないか?
まずはみたらしだんごでやってみよう。
ちょうどよく、中にみたらしのタレが入っているタイプの商品があった。
みたらし団子が常温なので、氷水にくぐらせたとて、中のみたらしのタレ部分はぬるい。
冷やされた表面の冷たさがかえってギャップを生んで、なんか変な感じ。
つづいては、群馬県の観光名所「吹割の滝」で買ってきた「千畳餅」という名の商品。
パッケージに銘菓とあるので、ご当地で代々受け継がれてきた歴史ある土産物かと思いきや、インスタグラムの2024年の投稿で新発売とあった。
そういうことってあるよね。

↑きな粉がかかっているけれど、気にせず氷水にダイブ!

↑美味しい!(ピンボケしすぎ)
まわりにきな粉がたっぷりまぶしてあるので、そのまま食べるとむせてしまいそうなところ、水にくぐらせたことによってすんなり入っていく。
こちらの商品、元々中に黒蜜が入っているのだが、お餅が小ぶりゆえに黒蜜の量が少ない。
しかし、氷水できな粉が濡れて信玄餅を食べているかのような感じになる。
大発明。
氷水浸し法(いま命名した)、「沢根だんご」以外にも可能性のある食べ方だと確信した。
最後にもう一つの「沢根だんご」を食べる
さきほどは「しまや」の沢根だんごを食したが、今度は池田菓子舗のものをいただく。
「しまや」の沢根だんごとの味の違いと言われてもわからないけれど、とにかく美味しい。
特に夏は氷水にくぐらせて食べる、この冷たさがうれしい。
とっても熱い今年の夏。
沢根だんごに限らず、こんな食べ方はいかがだろうか。