職場の職員互助会からJCBギフトカードをもらった。
親睦会のために積み立てていた分が、コロナ禍で実施できなくなりギフトカードという形で還元されたのだ。
ギフトカードと一緒に入っていた紙には、使用できるお店や施設が一覧として書いてある。
せっかくなら、ここに書いてある知らない町の、知らないショッピングセンターで使ってみたい。
ギフトカードで感じる旅情
もらったギフトカードは1000円分。
いつも行っている近所のスーパーでも使えるようだが、それではなんだかつまらない。
ギフトカードと一緒に入っていた紙には、使用できるお店や施設が一覧として書いてある。

チェーン店や百貨店などが列記されているが、気になるのは各地の地名を冠したショッピングセンター。
河口湖ショッピングセンターベル
太閤山ショッピングセンターパスコ
滑川ショッピングセンター
庄原ショッピングセンタージョイフル
知らないなあ、縁もゆかりもない。
だけど、知らないこそ想像して旅情を掻き立てられる。
○○ショッピングセンターとはどんなところだろう。
大手のドラッグストアではなく地域の薬局とかが入居していて、店前にサトちゃんの遊具が置いてあったりするのかな。
フードコートがあると思いきや、マクドナルドや丸亀製麺とかじゃなくて、地元のお店がお好み焼きとか出していたりするのかな。
↑ちょっとしたゲームコーナーがあったり…
このギフトカードを使うためだけに、ここに書いてある知らない土地の、知らないショッピングセンターに行ってみたい。
入善ショッピングセンターに決めた
JCBギフト券の「利用できる店舗一覧」の紙から、なんとなく「入善ショッピングセンター」に行くことに決めた。
入善ショッピングセンター
入善ショッピングセンター、名前からしてなんだか渋そうでいい雰囲気が出ている。
入善というのは、富山県にある町である。
入善ショッピングセンターに行く前に、駅前を少しだけ散策してみる。

JTがやっているのは「ひろえば街が好きになる運動」。
こちらは「歩けば知らないまちでも好きになる運動」実施中。

↑いい感じの銀座名店街もある

↑和菓子屋さんでうぐいす餅と桜餅を買った。桜餅は自分の地元だと道明寺だが、こちらは長命寺。こういう微妙な違いに興奮。
もし入善に生まれていたら、どんな人生を歩んでいただろうか。
商店街で買い食いしたり、気になる女の子とお茶したり…
きっと、入善ショッピングセンターにも家族で出かけた思い出があるに違いない。
入善ショッピングセンターは垢抜けていた
入善の街を歩き、気持ちはもう入善町民。
満を持して、入善ショッピングセンターにやってきた。

↑入善ショッピングセンター、愛称はCOSMO21
知らない町の、知らないショッピングセンター。
もっと鄙びた感じを想像していたが、入善ショッピングセンターは思ったよりも垢抜けていた。
さすが天下のJCBギフトカードを使えるお店だけある。

↑それでは行ってきます
ショッピングセンター内は撮影禁止
ショッピングセンター内は撮影禁止、目一杯の想像力を働かせてください。
入善ショッピングセンター、外観もきれいだったが、内装も(もっとアレな感じを想像していたが)きれい。
大手のスーパーなどが核テナントとしてあるが、地元のお店と思われる靴屋さんや婦人服店が入居していて、地方のショッピングセンターらしい牧歌的な雰囲気も漂う。
中央にはちょっとしたイベント用のステージ。
ところどころ空き区画があって、ガランとした感じがむしろ趣きがあってよき。
俺、このショッピングセンター好きだ。

↑館内の写真が撮れないのでせめて外に置かれたベンチの写真を
「NYUZEN CITY」のTシャツを発見
さて、JCBギフトカードで何を買おうか。
ショッピングセンターを一通り歩いて、どんなお店があるのか見てみる。
干物を取り扱うお店。
ここは富山県、(地物なのかはわからないが)干物を買って帰るのもいいな。
いや、あえて知らないまちのショッピングセンターで日用品、生活雑貨を買うというのもひねくれていていいだろう。
そんな折に、インフォメーションカウンターの脇にささやかな感じで陳列されているお土産品が目に入った。
中でもご当地Tシャツが気になる。
「NYUZEN CITY」
とプリントされたそのTシャツは、
「町民はむしろ買わないものだよ」
「いまお前が買わなくてどうする」
そう主張してくる。
入善町なのだから「NYUZEN TOWN」としそうだけど、「NYUZEN CITY」ときた。
何か元ネタがあるのだろうか。
そんなことを思いながら、そのTシャツを手に取り、レジへ。
「JCBギフトカードは使えますか?」と、
(いまさら使えないと言われたら謎のTシャツをただ現金で買うだけになるよ~)
などと思いながら聞けば、食い気味に
「大丈夫です」
とのアンサー。
職場でもらった1000円分のJCBギフトカードはめでたく「NYUZEN CITY」と書かれた2000円のTシャツの購入に充てられた。
「JCBギフト券を知らない町のショッピングセンターで使う」という酔狂
入善ショッピングセンターの前で、さっそく袋からTシャツを取り出す。
いいものを買ったという実感があるから、早く取り出したくて。

↑風が強くてTシャツを広げられなかった
JCBギフトカードの使い道として、我ながらナイスチョイスだったと思う。
だってこんな機会でなければ、「NYUZEN CITY」と書かれたTシャツを買うこともなかっただろう。
私が地元で着ていても、それを見た人は「NYUZEN CITY」が何のことかわからないだろうし、ましてやJCBギフトカードで知らない町のショッピングセンターで買ったものだとは知る由もない。
私だけが知る密かな愉しみってやつである。
思い出が詰まったこのTシャツ、早く夏になって着るのが楽しみだ。