公的機関ながら、センスありまくりのツイートで人気を博す「ナウル共和国政府観光局日本事務所」のアカウント。
人口たった1万人の島国でありながら、その何倍ものフォロワーを持つほど界隈でウケている。
そんな人気アカウントから先日こんなつぶやきが。
注目してほしいのは、画像に示された「見附市佐野町」の文字。
見附市って、私の住むまちなんです…!
人口4万人、新潟県内でもやや地味な存在である我が見附市が、こんな形で全国に発信された…!

↑三条市と長岡市に挟まれ窮屈そう、それが見附市。かわいそうだよ。
それにしてもナウル共和国のツイート、長岡市との比較だけでいいのに、飛び地を入れ込むセンス…!
さすがツイッターの申し子!!
えらい!!!
このツイートのインプレッション数は、このエントリを執筆している時点で約100万。
引用ツイートでは「見附市という文字列が最も多くの人の視界に入った瞬間」というものも。
言い得て妙…!
とにかく私は、いや全見附市民が興奮している。
こんなにも見附市が注目されていることに…!(ツイートの本題は長岡市だけど)
となれば、行くしかないだろう。
いざ、長岡市に囲まれた飛び地「見附市佐野町」へ…!
見附市佐野町の基本情報はこれだ!
見附市民の私であるが、佐野町についてはほとんど知らない。
市民の間の会話でも登場することはないのである。
そこで事前に下調べして得た佐野町についての情報は次のとおりだ。
・周囲を長岡市に囲まれた飛び地である
かつて存在した上北谷村という村の一部だった佐野町。
上北谷村が見附町(現見附市)と栃尾町(現長岡市)という二つの自治体に分割されることとなった際、佐野町の周囲の集落は栃尾町に編入となり、見附町に編入することなった佐野町が飛び地となった、ということらしい。
・山の中にあり、誰も住んでいない
・Googleストリートビューにも佐野町の画像はない
山深い場所に位置する佐野町。
Googleストリートビューで佐野町の様子を見ようと思ったが、付近の長岡市本津川という集落までしか画像がない!
Googleの力をもってしてもたどり着けなかったか、佐野町。
よって私が佐野町にたどり着き、インターネット上に情報を放てばGoogleを超えたということになるのだ。
いざ飛び地!見附市佐野町へ
とある平日の午後。
カーナビに「見附市佐野町」をセットすると、意外と迷いなく道筋を表示してくれる。
「そこには行けません」
とか言われるかと思ったのに。
とまれ、いざ見附市佐野町へ出発である。
飛び地だから当然、一度他自治体である長岡市に出てからアクセス。
カーナビの指示に従うまま、長岡市栃尾の国道351号線から佐野町を目指す。


国道から長岡市栃尾地域の本津川という集落に入っていく。
と、ここで最初の関門が。

↑
道封鎖されてるじゃん!

↑奥のほうを見ると、これは…どういう状態なの?
土砂崩れなのか、道が途切れている。
崩れた場所に緑が生い茂っているようで、崩落からしばらく経つのだろうか。
迂回路があるようなので、右折して進む。
と思ったら、「ポツンと一軒家」で見るような道になってきたぞ。

↑いや、怖いよ!

↑こんな山深いところにもお墓が。お盆にはわざわざお墓参りにきたりするんですかね。
車を走らせるにつれ、段々と険しい道になってきた。
↑慎重な運転を期する
道中、
・車道まで伸びた草木が車に当たり、衝突回避のためのクリアランスソナーが反応して鳴っちゃう
・こんなところでまさかの対向車(農作業をされている方のようだった)とすれ違い、退避に苦労する
などのプチハプニングを経て、ついに佐野町に到着したのであった。
飛び地散策開始
ついに見附市の飛び地、佐野町にやってきました!

↑中学時代に買ったジャージを着て
ここが憧れの飛び地…!
到達できただけで感無量なのだが、せっかくなので散策してみたい。

↑怖いから熊鈴は持参で


こんなに山深いところでも、きちんと管理された田や畑がいたるところにある。
農作業される方、怖くないのかな、熊とか、おばけとか…
頭が下がります。

↑こんな感じの道を歩いていく

↑当然電波は入らない
この日は仕事を午後から休ませてもらい、飛び地散策に来ている。
電波が入らない故、いま職場からの電話とかチャットとか入っても対応できないよなー、なんて思いながら歩いていく。
ごめん、同級会には行けません。いま飛び地にいます。

↑あっ、人工物発見!

見ると、長岡市が設置したイノシシの捕獲わなに対する注意を促す貼り紙。
ここは飛び地で見附市だけども、ここから半径10kmというとほぼ長岡市のエリアだから、長岡市の貼り紙がここにある…と。
飛び地らしいややこしさを見れて感激である。
そのほか、綺麗なせせらぎがあったり、

意外にも舗装がきちんとした橋があったり、
現在進行形で生育しているアスパラガスの畑があったりした。
歩いていると次第に、そこが見附市佐野町、つまり飛び地の部分なのか、もはやオーバーして長岡市に入ってしまったのかわからなくなる。
目印もないし。

↑そして道は途切れることなく続いていくし…
熊も怖くなってきたので(そこ?)、あまり撮れ高はないが 飛び地散策を終了することとしたい。
いいんだ、来ることが目的だから…
ご清聴ありがとうございました。
思い立ったら即行動
ナウル共和国のツイートを機に訪れた、見附市の飛び地 佐野町。
山深い佐野町で、島国であるナウル共和国との共通点を探そうか、なんてシナリオもあったのだけど、佐野町が素朴過ぎたために断念。
純粋な訪問記と相なりました。
でもすっごく楽しかった。
実はわたくし、東京に住んでいた大学時代を経て、
「俺は故郷新潟のローカルネタをブログで描きたいからUターンする!」
そうマジで思って故郷に帰ってきたのであった。
今回佐野町を歩きながら、
「そうそう、俺はこれがやりたかったんだよぉぉ!」
との熱い思いが去来したのである。
とりあえず、ナウル共和国政府観光局の方!
見附市、そして佐野町を取り上げてくれてありがとう!

↑佐野町の付近の田んぼには獣除け?のトラが。この辺の動物、トラ知ってるのかな?