忘れられない光景がある。
それは、とある川べりにポツンと立つデルモンテの看板。
ふとしたときによみがえる、あの看板の違和感と、君と一緒に笑いあった記憶。
君と見たデルモンテ
あれは一緒にドライブで訪れた群馬県。
大きな川と並行して走る国道を通過しているときに目にした、デルモンテの看板。

なぜか川べりにポツンと「デルモンテ」と書かれた看板。
「なんなんだよ、あれは」
「商品名じゃなくて、企業名だけ書かれてもね」
その「違和感」「ポツンと感」に二人で笑い合ったのだった。
そんな些細なツボを共有できたのもうれしかった。
あの光景を再び見に
時折思い出す、「川べりにポツンと立つデルモンテの看板」。
インターネットで調べると、言及しているサイトがいくつか見つかった。
それによれば、どうやら群馬県はJR上越線 岩本駅のそばだったよう。
心はあの日のまま、デルモンテへと車を走らせる。
助手席に君はいないけれど。
そうそう、なんとなくこの場所だった気がする。

↑左手に利根川が流れ、右手には国道17号線と上越線が走る
↑このへんの対岸にデルモンテの看板がポツンと立っていたと思うのだが、あれ…?
徒歩や車で何往復か付近をうろうろしたが、それらしきものは見当たらない。

↑こんな感じでポツンとしていた気がするのだが…(合成)

↑ちなみに合成した画像はこれ。なんとなく本物に寄せすぎると怒られるかと思ったのでマークもフォントも本物とは全然ちがうし、「デルモンチ」にモジった。モデルさんの家ってことか。
どうやら、デルモンテの看板は撤去されてしまったっぽいのだ。
googleストリートビューでは2012年7月撮影の当該箇所にはデルモンテの看板が確認できる。
(ブログの仕様か埋め込みができなかったのであしからず)
しかしその次の2018年撮影以降のストリートビューではなくなっているように見える。
現地で確認できなかったことも含め、撤去されてしまったと考えるべきだろう。
ああ…なくなってしまったのか、川べりにポツンと立つデルモンテの看板。
二人で笑い合った、あの「ポツンと感」はもう記憶の中だけ。
「川べりにポツンと立つデルモンテ」を再現したい
あの光景をもう一度見たい。
一人で見るそれは、どんな気分にさせてくれるだろう。
切なさに襲われたとしても、今の僕には「川べりにポツンと立つデルモンテ」と向き合うことが必要な気がする。

↑やってきたのは本家デルモンテの看板が立っていた利根川の何分の一かの小さな川

「川べりにポツンと立つデルモンテの看板」を実現すべく、「手持ちデルモンテ」を作ってきたのだ。
もうやろうとしていることはわかるだろう。


↑クオリティはまああれだが

↑あのへんの川べりがいいかな

↑うぅ、川の水が冷たい
↑はい、落成!
これが「川べりにポツンと立つデルモンテ」の看板だ

↑さて、どこにあるでしょう

↑これこそ「川べりにポツンと立つデルモンテ」の看板!

「見てよ、あの川べりにポツンと立つデルモンテ」

「…」

↑撤去してくるか…
あの日の光景を忘れない
あの日見た、利根川の川べりにポツンと立つデルモンテの看板。
「あの看板を見てデルモンテを買う人がいるのかな?」
そんなことを二人で言い合ったのを覚えている。
君がいなくなったいまでも、僕はケチャップやトマトジュースといえばデルモンテを選んでいる。
あれ?あの看板の広告効果を受けていたのは他でもない僕だったのか。
君もまだどこかでデルモンテを使っていたりするんだろうか。
いつの日か僕もカゴメのケチャップを手に取る日が来るのだろうか。
その日まで、女々しいとわかっていても選び続けたいデルモンテ。
川べりにポツンと立つ看板の記憶とともに。