「新幹線が停車する駅」と聞けば、駅周辺を含めてたいそう立派なものだろうと想像する。
反面、「閑散駅」と呼ばれる地方の新幹線駅があるのも知っている。
知ってる、聞いたことある、通過したことある。
でも、降りたことのない新幹線の停車駅には何があるのだろう。
在来線の接続がない新幹線駅とはどんなものだろう。
「上毛高原」「本庄早稲田」に降りてみた。
上毛高原駅が気になる
群馬県にある「上毛高原(駅)」。
じょうもうこうげん…
私は新潟在住なので、上越新幹線利用時に幾度となく目にし、耳にし、時に停車してきた場所だが、下車したことはない。
↑これはあまりに気になって停車中の新幹線内から上毛高原駅のホームを撮った写真
おまけに在来線の乗り入れがないという。
在来線の接続がない新幹線駅とは果たしてどんな駅なのだろうか。
何があるのだろうか。
というわけで、やってきた上毛高原。
↑顔が死んでますがワクワクしてます
車で来たのだが、駅前のオフィシャル駐車場はほぼ満車であった。
というのも、訪れたこの日は2019年5月1日、GW真っ只中で新元号「令和」の初日である。
はは~ん、パークアンドライドってやつだな。
これも在来線が乗り入れないことの一側面だろうか。
思ったより立派だった上毛高原
関係者には怒られるかもしれないが、もっとがらんとした「何もない」駅だと思っていた。
またそれを期待してブログ記事に上げたいとするいじわるな私がいた。
―タイトルは「驚くほど何もない!?新幹線駅『上毛高原』」で行こう―
それがどうだろう、立派じゃないか上毛高原!
さすが新幹線駅!
↑駅そばはもちろん
↑コンビニNewDaysに
↑カフェやお土産物屋さんもある
「本庄早稲田」が気になりだした
と、ここまで書いて思い出したのが、埼玉県にある本庄早稲田駅。
上毛高原駅と同じく上越新幹線の駅で、こちらも在来線の接続がないのだ。
というわけで後日、本庄早稲田駅にも訪問した。
ここからは勝手に「上毛高原」vs「本庄早稲田」の対決方式でお送りしたい。
題して「上毛高原vs本庄早稲田 炎の三番勝負!」
対決1:どっちがのどかだ?対決
言ってしまえば、どちらも田舎な両駅。
どちらがよりのどかさにあふれているのか。
はい、上記の写真は上毛高原駅の駅前である。
裏口とかではなく、どちらかというと栄えている東口である。
のどかでっしゃろ?
では西口はというと…
わー!
これはいいですね。
↑新幹線駅から徒歩5分でホタルの里
上毛高原駅、構内は思ったより立派だったが、駅周辺はすごくのどか。
全日本人がイメージする「夏休みのおばあちゃん家」がここにあるよ。
対して本庄早稲田駅。
早稲田大学や系列校のキャンパスがある自然豊かな南口へ回ってみると…
↑後ろに見えるのが駅舎
↑いいですね~
↑おっ?
これはいい勝負!甲乙つけがたい…
おっ、これはあれだなぁ…
中学生のとき、放課後に女の子とこういう橋の下で同級生にバレないようにこっそり時間を過ごしていたっけ。
↑水面にはハグロトンボなんかもいたりして
ということで筆者の思い出補正により
本当のことを言うと、本庄早稲田駅の北口は結構栄えているのだ。
車社会っぽい栄え方だが。
↑ベイシア系列のスポーツ店で姿勢矯正ベルトに惹かれた
対決2:顔ハメ看板対決!
各地で見かける顔ハメ看板。
上毛高原駅、本庄早稲田駅両駅にも顔ハメ看板があったので対決にしておこう。
(対決するネタがないわけではない)
まずは上毛高原駅の顔ハメ看板。
駅員さん?車掌さん?になりきれる看板だが、一点気になる点が…
↑白い制服の人の後ろ、こんな高い建物が上毛高原駅周辺にあったかしら…
↑上毛高原駅前(東口)
↑上毛高原駅前(西口)
↑この高層ビルは、はて…?
…といじわるなことは胸にしまっておいて、注目は「ようこそ 上毛高原へ」の文字。
ラミネートで後から貼り付けたっぽい苦労がしのばれるのだ。
これはポイント高し。
対する本庄早稲田駅。
↑あ、ちゃんとしてる。新幹線から身を乗り出しすぎではあるが。
ということでこの勝負はけなげな頑張りが見られた上毛高原駅の勝利!
対決3:気になったもの対決!
三番勝負、最後の対決は駅構内で気になったもの対決。
まず上毛高原で気になったのがこれ。
↑なんかわからないけれどかっこいい…
どうやらJR東日本の子会社が販売する「From AQUA」という天然水のPRを行うために設置した、採水地の谷川岳の展示らしい。
かっこいいな。
対する本庄早稲田駅で気になったものは
↑彩北未来空間…!
こういう展示、公共系の施設でよく目にするけど、結構見ちゃいますよね。
「清水章吾さん、黛英里佳さんが観光大使ね~」
↑未来感は全然感じないが…(そこが味わいがあってよい)
よって両駅甲乙つけがたいので
↑ドロー!予定調和ですみません
まとめ:上毛高原駅と本庄早稲田駅にはちゃんと何かがあった
在来線の接続がない駅。
それでいて新幹線も通過の多い駅。
そんな上毛高原・本庄早稲田の両駅の立ち位置の「微妙さ」に惹かれて訪問したわけだが、それを記事にするのは失敗だった。
「微妙」のおもしろさ、空気感を伝えるのは難しい。
時としてそれは小馬鹿にしているとも取られかねない。
そんなわけで少し中途半端なツッコミに終始してしまった反省はあるが、それは実施に両駅に訪問したこと情が入ってしまったゆえである。
上毛高原駅と本庄早稲田駅には、ちゃんと何かがあった。
↑トイレのピクトグラムがかっこよかった本庄早稲田
↑平成の終わりと令和のはじめを刻む、上毛高原の旅の記録ノート