まずは以下のおことわりをお読みください。
それでは、本文をお楽しみください。
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ラグビーワールドカップを機にすっかり有名になった「五郎丸」という名前。
なんとも珍しい名前だが、○郎丸という地名が私の住む新潟県に多く見られるのだ。
そんな「○郎丸」という地名を巡った。
1~5のn郎丸がある
2015年のラグビーワールドカップ以降の五郎丸フィーバーは記憶に新しいところ。
その正確なキックはもちろん、精悍な顔立ちや真似したくなるポーズなど目を引く要素が多くあったが、その名前の珍しさも人気の一つの要因だろう。
「五郎丸 歩」。
五郎丸ですぜ、五郎丸。
クラスにいましたか?五郎丸。
クイズ番組では
「『○郎丸』という名字は一郎丸から九郎丸まである ○か×か」
なんて問題も出題されていた。
地名で言えば、新潟県にはなんとそのまま「五郎丸」という地名をはじめ、1~5のn郎丸が揃っているのだ(数学っぽくnで表記してみた)。
さっそく1~5のn郎丸巡りに出かけてみよう。
【1】太郎丸
まずは一郎丸、ではなく太郎丸(新潟県長岡市小国)。
not 一郎丸 but 太郎丸です。
↑いきなり地名をでかでかとアピールした看板でお出迎え
のどかな空気が流れる太郎丸。
フィーバーに疲れた五郎丸選手も、訪れる機会があればきっと癒されるハズ。
↑いいところです
↑太郎丸にある、木喰上人が彫った「木喰仏」ってのも有名(本筋でないので詳しくは割愛)
【2】次郎丸
続いては新潟県は阿賀野市にある次郎丸。
こちらも太郎丸同様、のどかなところ。
↑ザ・田舎な風景
「次郎丸」という表記がどこかにないか探したが、ささやかなものしか見つけられなかった。
↑郵便ポストに
↑学校主催の空き缶回収を呼び掛けるチラシに(メッセージがかわいいネ)
いい味を出している橋を発見。
五郎丸選手の心の中の原風景は、きっと次郎丸のような場所ではないでしょうか(適当)。
【3】三郎丸
続いては南魚沼市にある三郎丸。
↑五郎丸選手を思わせる力強い書き味(三郎丸だけど)
↑三郎丸は景色が綺麗
閑話休題
1~5のn郎丸、地名の由来はなんだろう。
『越佐地名考』という古い文献では、「三郎丸」「四郎丸」「五郎丸」については、開発の歴史と何か関係があるのでは、とあいまいに書かれている。
だが、三郎丸と五郎丸は同じ南魚沼市で近いものの、他は地理的に近いとも言えず、関連も不明である。
私見ではn郎丸同士にはまったく関連がないものと見ている。
(太郎丸は「田老」などの地名とリンクするだろうし、「四郎丸」は「城」と関連があるのでは?と踏んでいる)
【4】四郎丸
つづいては四郎丸。
四郎丸は私の生まれ育った長岡市にあるのだが、「シロウマル」ではなく「シロマル」と一風堂のラーメンのような発音をする。
ゆえに妻に「五郎丸みたいな地名がある」といわれるまで、身近にn郎丸があることに気付かなかった。
↑四郎丸にいたのは五郎丸選手でなく北島康介選手(水泳用具のお店でした)
【5】五郎丸
お待たせしました、五郎丸。
こちらは三郎丸と同じく南魚沼市にある。
きっと降って湧いた五郎丸フィーバーに町もさぞ浮かれているはず。
ひょっとしたらラグビーの五郎丸にかけたモチーフなんかに出会えるかもしれない。
…そんなに、いやまったく浮かれた様子のない五郎丸。
住民の方にこのたびのフィーバーについて伺ってみたかったのだが、平日の昼間ということもあってか本当に誰にも出会わなかった。
↑食品の移動販売の車は来ていたが誰も買いに来る様子はなく
町内を歩いてみても特に五郎丸をモチーフにした何かには出会えず。
仕方がないので、ベタですがやっておきましょう。
↑ハイっ、少し遠めの五郎丸ポーズ!
以上、タイミングを逸した投稿でした
タイミングというのは本当に大切だ。
人々の関心が高まっているときにタイムリーに情報を供給することの大切さ。
お読みの皆様は、あの時のフィーバーを思い出し、大らかな気持ちで読んでいただけただろうか。
また日本中が湧くような五郎丸選手の活躍を期待しています。
そしてこのエントリが少しでも日の目を見れば!
↑いらすとやに五郎丸選手発見