敬愛するタレントのふかわりょうさんが、「ピーターパン」というお店のお好み焼きがまた食べたいと話していた。
そのお好み焼きはアルミに包まれて提供されるという。
どんなものか食べてみたいぞ。
ふかわりょうさんの愛したピーターパンのお好み焼き
いきなりだが、タレントのふかわりょうさんが好きだ。
ミュージシャンの岡村靖幸は、プリンスと松田聖子、山下達郎を三角形で結び、その真ん中にいるのが自分という趣旨の発言をしていたという。
ならば私はMr.Childrenと作家の南木佳士、そしてふかわりょう(敬称略)を結んだ真ん中にいると言いたい。
そんなふかわさんが以前ラジオ番組で、「幼い頃食べた『ピーターパン』のアルミに包まれたお好み焼きが食べたい」と話していた。
好きな人・尊敬する人が好きなものというのはそれだけで興味がそそられるが、それに加え(アルミのお好み焼きとはどんなものだろう)とずっと気になっていたのだ。
予想で作ってみた
アルミに包まれたお好み焼きとはどんなものだろうか。
ひとまず予想で自作してみる。
アルミホイルの上に種を敷き、豚肉を載せ、上にアルミホイルをかぶせて包む。
これをオーブントースターへ入れて焼けば、それなりのものができるだろう。
…これが全然駄目だった。
中までまったく火が通らず、また種がアルミホイルにくっついて仕方ない。
いざ、ピーターパン
というわけで、今度こそふかわさんの愛した「ピーターパン」のアルミに包まれたお好み焼きを食べたい。
失敗を経ての正解発表だ。
ところでみなさんは「ピーターパン」をご存じだろうか。
私は知らなかった。
主にフードコートに出店し、お好み焼きやたい焼きなどを提供するお店のようだ。
公式ホームページによると現在16店舗あるが、首都圏では川口市や伊勢原市など微妙に行きづらいところばかり。
ふかわさんは横浜出身だが、かつては横浜にも店舗があったのだろうか。
私の住む新潟から最もアクセスしやすかった神奈川県相模原市の店舗へ足を運ぶ。
橋本駅から「ピーターパン」がテナントとして入るホームセンターまでは徒歩で片道1.2km。
単独行動だから許される業である。
いよいよアルミのお好み焼きと対面
はやる気持ちを抑えきれず、お店に着くやいなや注文である。
↑壁のメニューにお好み焼きが確認できず一瞬焦ったが
↑什器にはその姿が!
どうやらお好み焼きのレギュラーメニューには「モダン焼き」と「ベーコンエッグ」の2種類あるようだ。
はて、ふかわさんが愛したのはどちらだろうか。
ひとまずモダン焼きを注文する。
お好み焼きもどうやらいわゆるお好み焼きではなく、生地が薄く、折りたたまれている。
これはうまい。
いい意味でチープで、お祭りの屋台の味というか、ハレの味ですよ。
でもいかんせんお好み焼きが袋の中に引っ込んで食べづらいと思っていたら
↑剥きながら食べられるのだ!
バナナスタイルで食べやすくて最高!
まさかのおかわり
ファストフード感覚だが、結構食べごたえがありお腹が満たされた。
しかし、ふかわさんが愛したのが「モダン焼き」でなく「ベーコンエッグ」だったらどうしよう。
お腹がいっぱいだが、ここはベーコンエッグも行っておくべきだろう、新潟から来たんだし。
たっぷりのキャベツにベーコンとエッグ、それに甘めのソースとマヨネーズ。
全人類が好きな味の最大公約数。
お腹がいっぱいでも問題なくペロリでしたよ。
ふかわさん、こんな素敵な食べ物に出会わせていただきありがとうございました。
↑ブレたのはあまりのうまさに震えたのではなく、自撮りしているところを美人の店員さんに見られたため
思っていたのと全然違った
ふかわりょうさんの愛した、そして私が憧れた「ピーターパン」のお好み焼きは美味しくて最高だった。
インターネットで検索すると、そのお好み焼きを幼少期の思い出と共に語っている方が多いようだ。
このエントリを、「ピーターパン」のお好み焼きを愛するすべての人に捧げたい。
※このエントリはデイリーポータルZの投稿コーナー「自由ポータルZ」に掲載されました
ピーターパンのお好み焼き(風)実作、お疲れ様でした。
私は、20年来のファンなので、(平成30年)9月中旬に、インターネットで店舗があることを確認してから、埼玉県川口市のイオンモール店へ行ったところ、8月31日をもって閉店しました! と、駐輪場の柱に貼られた手書きの紙が、風にひらひら漂っていました。何なんだ、ここは! (いまだに、閉店にともなう店舗削除が、ホームページに反映されていません。)
さて、ふかわさんのことは始めて知りましたが、多分、現在のメニューではなく、「ミートお好み」」や「フレッシュお好み」ではないかと想像します。前者は、少々の挽肉入り、後者はキャベツ中心の作り方だったように記憶しています。
また、銀紙で中は白く、作り置きでも、そこそこ熱かったので、いつ注文しても、美味しく食べられました。
伊勢原は遠いので、いづれ相模原店に寄りたいと考えています。道案内を感謝!
PS そういえば、〆は鯛焼きと決っていました。
コメントありがとうございます。確かに私が食べた二品は亜流な気がしていました。かつてはそんなメニューがあったのですね。気軽には行けませんが、次は鯛焼きで締めたいです!
昔、アルバイトで働いていた者です。
そうですね、昔は、フレッシュとミート、チーズの3種類がレギュラーメニューで、ベーコンエッグは期間限定でした。
ミートは挽肉ではなく、ミートパティが入ります。チーズはミートパティにチーズが入りソースが少しピリ辛の(といってもほんの少し辛いだけですが)チリソースになります。
フレッシュとミートのソースは、その名もピーターパンソース(略してピーソーw)。まぁ、ソースとマヨネーズを合わせたものと思ってください。
あ、フレッシュの具は、たまご、キャベツ、揚げ玉、刻み紅ショウガです。
基本、大阪のように混ぜるタイプでなく、広島風に混ぜずに焼く方法で作り、最後に二つ折りして例のパッケージに入れます。
昔は独立した会社だったのですが(社長がたまに店に来たりしてました)、吉野家さんに買収されてから、少しづつ変わっていったのではないでしょうか。
コメントありがとうございます。アルバイト経験者の方でしたか!モダン焼きもベーコンエッグもレギュラーではなかったんですね。フレッシュを食べてみたいところです。
ピーターパンのお好み、ネット上に情報がありそうでないですよね。おかけでアクセスしてくださる方がいてありがたいです。
フレッシュお好みはシルバーの包み紙・ミートお好みはゴールドの包み紙でした。ミートはちょっとお高目の値段でした。40年弱前の幼い記憶がよみがえりました。
みなさんの思い出に深く刻まれている食べ物なんですね。ゴールドのミートお好みもそそられます。
ピーターパンのお好みで検索してたどり着かれる方が多くてありがたいです。デパートとかフードコートで食べる食事って特別ですよね!40年とはすごいです。
子供の頃に東横線の日吉、綱島街道沿いにサンテラス日吉とゆうデパートがあり、そこにありました。ふかわさんも、そこで食べてたと思います。横浜地下鉄ブルーラインのセンター北にも入ってたけど、無くなってしまったので、橋本に行くしかありません。以前、作り方が検索したらあったので作ってみたら味は近いものが作れました。
子供の頃から、定期的に食べていた物だし
初めて食べた時、なんだこれは!?と衝撃的に美味しかった。まさに、虜になっていたので。
今は、お金に余裕がなくて、なかなか外出出来ないけど
やっぱり食べたいなぁ(T_T)
サンテラス日吉って、聞いたことある気がします!
私はいい意味でチープな美味しさと表現しましたが、思い出と結びついている方には衝撃的な美味しさで何物にも代えがたいものですよね。
コメントありがとうございました。
だんだん減っているのでしょうか…フードコートに何気なくあるのがいいんですよね。
だんだん減っているのでしょうか…フードコートに何気なくあるのがいいんですよね。