人気ブログランキング | 話題のタグを見る

遊び

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり


水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_015685.jpg


「ご当地ソングの女王」こと水森かおり(敬称略)。
それだけご当地ソングがあれば、楽曲をヒントにご当地めぐりができるのではないだろうか。

ご当地ソングの女王こと水森かおり

「ご当地ソング」とはある特定の地域を舞台にした歌のこと。地名や各地の地方色が歌詞に反映されている。そんな中で、水森かおりは「ご当地ソングの女王」と呼ばれるほどご当地ソングをリリースしている。
水森かおりがいままでにリリースしたシングルの表題曲のうち、ご当地ソングを以下にまとめてみた。

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0242043.jpg
↑間違いや漏れがあるかもしれませんがご容赦を

シングル曲だけでこれだけのご当地ソングをリリースしている。
シングルのカップリングやアルバム収録曲を含めれば膨大な量だ。
これだけご当地ソングがあれば、楽曲の歌詞をヒントにご当地めぐりができるはず。
今回は三曲をピックアップしてご当地へ赴いてみたい。

白鳥が見られる「越後水原」

まずは今年2016年のリリース、「越後水原」の舞台となった新潟県は旧水原町(現阿賀野市)へ行ってみたい。

「越後水原」の歌詞の内容を私なりに解釈すると、別れた人を思う悲恋の歌である。
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0135613.jpg

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0121484.jpg


今回の企画、歌詞の中にある地名をヒントに歌の舞台を巡りたいのだが、「越後水原」の中に地名がちりばめられているかというとそうでもない。
具体的な地名は「越後水原」のみである。
ただし重要なキーワード、「白鳥」が何度も登場する。
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0142772.jpg


これは旧水原町にある瓢湖(ひょうこ)という湖に飛来する白鳥に由来するものだろう。
よし、ご当地ソング「越後水原」をヒントに瓢湖へ白鳥を見に行こう。

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0144341.jpg
↑ウェルカムゲートにも白鳥が
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_015685.jpg
↑瓢湖には水森かおりののぼりも

歌詞の中でキーワードとなっている白鳥だが、シベリア方面から瓢湖へ飛来するのは冬である。
しかし今回訪れたのは7月。

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0153016.jpg
↑蓮の花は見頃なんですが

季節外れの訪問に白鳥の姿も拝めないか…と思ったそのとき。

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0154543.jpg
↑お!?
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0155976.jpg
↑これは!

これはどう見ても白鳥だろう。
オフシーズンと思われた瓢湖で数羽の白鳥を見ることができた。
この白鳥たちは何をしているのだろうか。
とにかく水森かおり「越後水原」に歌われる白鳥、見れて良かった。

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0163499.jpg
↑白鳥はなにかのメタファーなんでしょうかね

いざ「佐渡航路」へ

続いては2015年リリース、『歌謡紀行14~大和路の恋~』収録の「佐渡航路」である。
この歌についても私なりに解釈すると、別れたが愛する人への思いが消えず、吹っ切るために佐渡を訪れる、そんな歌である。

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0251315.jpg
↑吹っ切るための旅でもなお愛する人を思う

というわけで水森かおり「佐渡航路」をたどる旅へ。

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0264122.jpg
↑車ごとフェリーへ乗せる場合は車に乗りながら乗船

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0272440.jpg
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0275358.jpg
↑この日の日本海は荒波が打ち寄せることもなく

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0281095.jpg
↑「佐渡航路」は国道350号線なんですね

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0284216.jpg
↑フェリーの船内は軽食コーナーや売店があって快適

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0291687.jpg
↑佐渡が見えてきた

フェリーでの約2時間半の船旅を経て、佐渡にやってきた。
「佐渡航路」の歌詞の中には「千畳敷」(旧相川町にある岩礁)という具体的なスポットや「たらい舟」(文字通りたらいを舟にした乗り物。もともとは漁法の一つだが観光資源となっている)なんてワードも登場するが、今回はそれらの場所は諸事情で寄ることができなかった。
歌詞の中には他に具体的な地名も出てこず、楽曲としても「佐渡航路」がメインなので、すぐ本州へ引き返そう。

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0295176.jpg
↑帰りはフェリーではなくジェットフォイルで。値段は高いがあっという間。
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_03056.jpg
↑さようなら、佐渡

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0502277.jpg
↑佐渡に行ったのに千畳敷やおけさ舟に行けなかったのは正直悔やんでます
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0312334.jpg



水鏡は何を映す?「野尻湖ひとり」

最後は2005年発売のシングル「五能線」のカップリング、「野尻湖ひとり」をもとに長野県は野尻湖へ行こう。

この曲もまた私なりに解釈させてもらうと、終わった恋を忘れるために野尻湖を訪れるが、その野尻湖でもなお「あなた」を思い出す、という内容だ。

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0375710.jpg
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0381667.jpg
↑野尻湖にやってきました

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0383353.jpg
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0384852.jpg

↑「湖畔の宿」はこういうホテルではなく雰囲気のある旅館なんでしょうな

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0392452.jpg
↑せっかくスワンボートがあったので
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0394980.jpg
↑乗ってみる

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0401251.jpg
↑前半が途切れてますが、水鏡が「あなたの顔」を映すという歌詞です
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_040402.jpg
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0405336.jpg
↑水鏡は何を映すでもなく

水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0412214.jpg
↑のんびりとしたいいところでした

ご当地ソング+ご当地めぐりはおもしろい

ガイドブックでの旅行に飽きたら、次はご当地ソングを参考にしての旅を提案したい。
情報量こそ少ないが、逆に現地での楽しみや驚きは大きくなるものだ。

今回参考にしたご当地ソング三曲だが、ご当地ソングといっても地名がバンバン出てくるようなものは少なかった。
もしかしたら自治体なんかの依頼を受けて作るかもしれないが、あまりにも露骨だと興ざめするかもしれないし、と思った。
スポンサーも納得させつつ、いやらしくならないように曲の世界観を築く作詞家さんと作曲家さん、そして水森さんはやはりプロですね。
水森かおりのご当地ソングでご当地めぐり_e0288945_0513761.jpg
↑今年の「越後水原」リリース以降水森かおりフィーバーに沸く新潟

※このエントリはデイリーポータルZの投稿コーナー「自由ポータルZ」に掲載されました

by s_ogawa0728 | 2016-09-24 00:17 | 遊び | Comments(0)

おがわ収蔵館です


by おがわしゅう