
高校時代から日記のようなエッセイのようなものを書いては、携帯電話で閲覧するプロフサイトという場所に投稿してきた。

↑プロフサイト
今はどうか知らないが私の高校時代はプロフサイトの全盛で、みな思い思いに日記や写真などをそこにアップしていたのだ。
多くは高校卒業を待たずして次第にフェードアウトしていくのだが、私は大学生になっても飽きもせず最近まで投稿を続けていた。
そこで私の大学卒業というこのタイミングで、製本という形でまとめてみたくなった。
せっかく製本するのならば他人様に読んでいただきたい。
まずはそれまで書いたものから読むに値するものを厳選、加筆・修正を加えた。


↑紙ベースでも推敲
中身は良しとして、表紙も作らなければならない。
タイトルだが、私の真面目な部分と不真面目な部分の両方が表れており、それらは表裏一体という意味を込め『(不)真面目』とした。
本当のところは深い意味がありそうなタイトルにしたかっただけである。

↑これが表紙
仮面にも特に意味がなく、「それっぽさ」を演出したかっただけである。
後は印刷会社に依頼して製本をしてもらうのみ。
しかしただ製本を待つだけではつまらないので遊んでみたい。
まずはミュージシャンが新譜をリリースする際のように、アーティスト写真(宣材写真)を撮ることにした。

↑これが私の宣材写真です
表紙にもフィーチャーされた仮面を小道具として持つことで世界観を感じさせ「それっぽさ」をここでも演出。
さらに完成記念として花輪を自ら発注。

↑ミニ花輪、2940円也
依頼主と送り先が同じという通常ありえない発注で、花輪屋さんに不信に思われないか不安だった。
印刷会社に製本を依頼して数日、ついに完成品が届いた。



↑これが念願の私の本…
時代の流れがいくら電子メディアに傾いても、「形」に対する憧れは依然としてある。
自分が執筆・編集した本を形に出来て感慨もひとしおである。
しかしよく見ると粗が目に付く。

↑薄っ!!

↑文字細かっ!!
発注における詰めの甘さが露見する形となってしまった。
背表紙も欲しかったところだが、パンフレットのようになってしまった。
最後のほうは印刷会社とのやりとりがめんどくさくなり、なげやりになってしまったのだ。
それでも自分の本ができたことに変わりはない。
本棚に並べて悦に浸ってみる。

↑南木佳士作品と吉村昭作品の間に私の本が!!

↑いささか薄いけど…
大学卒業を機に作った自分の本。
SNS上で本を作ったことを知らせると、欲しいといってくださる方が少なからずいた。
中には直接受け取りに来てくれる人もおり、とてもうれしかった。
最後に大学の卒業式でも配ることができた。

本を貰ってくれたり、読んで感想をくれる人がいると、普段感じづらい自分の存在価値というものを感じることができる。
自分はいろんな方に生かされているのだなと気付く。
これからも真面目に、時に不真面目に生きていきたい。

