○内容
・前回のラジオの反響&反省
・最近の出来事(飲み物についてダラダラと話しています)
・新コーナー「俺たちの問題」
日々の生活の中で「これ問題だな」と思ったことをただ言い合うコーナーです
・菅田将暉受け入れられない問題
・これが終わったらあれがあるから頑張ろう的な生き方が下手問題
・やった方がいいけどやらなくても別にいいことに縛られてる問題
・スッキリ!のオープニングトーク浮ついてる問題
・「メイン」がいつのまにか「メーン」になってる問題
・市川染五郎問題
・生理全然わかってない問題
・左折問題
・2017年総括
・小川、パパの顔になる
・トンボの話
・結婚式
・来年の抱負
・俺たちの問題番外編「外国のクッキー」
息子から見て父はあまり見て呉れを気にすることもなく、素晴らしいくらいの鈍感力の持ち主のように感じていた。
一方その息子は些細なことが気になる性格で勝手に物事を悪いほうに考えブルーになってしまう面倒くさい人間で、父がうらやましくもあった。
正反対のようだが口下手なところは似てしまったので、新宿で会ってから二人の間には妙な気まずさがあった。
「用事があるなら新幹線で帰るけど」
「別に用事も何もないよ」
アパートに着いてもすることも話すこともなかった。
晩ご飯を食べて父はすぐに寝る雰囲気を作ったのでそれに従い、8時には就寝した。
翌朝は二人で牛丼屋で朝食を済まし、父は観光の一つもせず朝早くに帰っていった。
駅で別れるとき父の乗った電車がなかなか出発しないので視線のやり場に困った。
父もそんな様子だった。
父はそこまでの鈍感力は持ち合わせていなかったようだ。
父の言動を見てるとなんとなくいじらしくて泣きそうになる。
しかし同様のいじらしさをいつも無意識のうちに自分自身にも感じているような気がした。
もしかしたら周りの人をもいじらしく感じさせているのではないか―――
そう考えるとなんとなく申し訳ない気になった。
父と子はやっぱり父と子のようだ。
第三者に指摘されたらなんだかむずがゆくなるような事実を再認識させられた二月の末だった。